FIRST AIRLINES

飲食とVR(バーチャルリアリティ)体験がコラボした、池袋の新しいエンターテイメント施設「FIRST AIRLINES」。

 

「果たしてこれを飲食店と呼ぶべきなのか?」

そう悩むほどの斬新な業態。

前代未聞のビジネスモデルとして、さまざまなメディアに取り上げられているのでご存じの方もいるかもしれません。

 

  • 読売新聞
  • Yahoo!ニュース
  • マイナビニュース
  • Walker Plus
  • 池袋経済新聞
  • AbemaPrime(Abema TV)
  • 林先生が驚く 初耳学(TBS)

 

昨年12月オープンで、まだ半年も経たないうちにこれだけの取材が。

 

これだけ注目を集めるお店でも、開業にいたるまでの道のり平坦なものではありませんでした

斬新なコンセプトである一方、金融機関からの資金調達では大変な苦労があったのです。

 

メディアにとりあげられる「FIRST AIRLINES」がどうやって作られたのか。

斬新な業態であるがゆえの苦労と、それをオーナーがどう乗り越えたのか。

開業を真横でサポートさせて頂いた私どもだからこそ知りえる、ストーリー。

 

後半には、開業のカギを握った「融資担当者」のツボを押さえるための攻略法もまとめました。

前例がなかったり、新しいコンセプトの飲食店を開業しようという方」には特に役立つ情報です。

「人をワクワクさせる」阿部オーナー発想の原点

「FIRST AIRLINES」はどんなところ??

FIRST AIRLINESホームページ

「FIRST AIRLINES」ホームページより(http://firstairlines.jp/)

「FIRST AIRLINES(ファーストエアライン)」は飲食とVR(バーチャルリアリティ)体験がコラボした、新しいエンターテイメント施設

飛行機のファーストクラスをモチーフに、海外旅行が100分で楽しめます。

 

最先端のVR(バーチャルリアリティ)で様々な国を旅行体験!

それだけでなくCA(キャビンアテンダント)仕込みのクルーによる接客が受けれられ、実際にファーストクラスで利用されている座席に座りながら、ファーストクラスで供される食事を楽しめる。

まさに五感で総合的に楽しめることにこだわりぬいたサービスが盛りだくさんの、斬新な施設です。

阿部オーナー発想の原点とは?

FIRST AIRLINES店内

「FIRST AIRLINES」の阿部オーナーは、IT業界出身。

もともと勤めていたIT会社から独立し、スタートアップ業界でWEBプロモーションやシステム開発をされていました。

 

ITに携わるなかで知ったVR(バーチャルリアリティ)。

何かと組み合わせて『人をワクワクさせる』ものができないだろうか。

そういった発想からできたのが「FIRST AIRLINES」です。

融資がおりない!?斬新なコンセプトの苦労

FIRST AIRLINESの発案者の阿部さんから、私が初めてご相談をいただいたのは、今からちょうど1年ほど前。

その時はもちろん今のお店は影も形もなく、あったのは1冊の企画書と阿部さんの熱い想いのみ。

 

阿部オーナー

飛行機のファーストクラスを疑似体験できるようなお店をやりたいんです!

大森大森

(・・・は?この人は何を言ってるんだろう・・・?)

 

大変失礼ながら正直に申し上げると、これが第一印象でした(笑)

 

しかし、じっくりとお話を聞いている内に、考えが変わりました。

突飛とも思われるビジネスアイデアが「とても大きなポテンシャルを秘めたビジネスである」と感じたのです。

大森大森

(これは、阿部さんがこれまで培ってきたIT技術、綿密な市場調査、様々な分野に通ずる人脈の広さ、そして、類まれなる行動力に裏打ちされたモノだ)

しかし、『全く新しいもの』をつくるというのは並大抵の苦労ではありませんでした。

事業計画書・物件探しに10ヶ月かかった

阿部さんご自身には飲食店の経験はありませんでしたので、開業計画を立てるのに必要な細かい部分が分からないところからスタートされました。

 

  • 厨房や内装にどれだけの投資が掛かるか
  • 厨房区画はどれぐらいの広さが必要になるか
  • 食材の原価率はどのように考えれば良いか
  • 家賃はいくらまで許容できるか
  • ターゲットとなるお客さんを集客するのに適したエリアはどこか

 

特に数値の計画が、まだ手付かずの状態でした。

ラーメン屋やカフェなど既存のサービスとは全く異なります。

参考にできるものが少なく、売上・客数など簡単には予測ができません。

そこで、段階的に数値を具体化していくことに。

 

仮説を立てては、修正するの繰り返し。

実際に物件を見て回り、ときには内装デザイナーに打ち合わせに参加してもらい、相場観を掴んでいきました。

 

約10ヶ月の時を経て、ビジネスコンセプト、数値計画、それに適合する物件がそろいました!

 

物件は池袋。

JRだけでなく地下鉄や2線私鉄も乗り入れ、アクセスの良さが魅力です。

ビルの外観・内観もイメージにあっている上、8階からの景色も良くコンセプトにぴったり。

 

立地、広さ、家賃等はまさに理想的な条件でしたが、設備はありませんでした。

居抜きではなく、単なる事務所仕様です。

コンクリートむきだしのスケルトンより多少マシとはいえ、基礎工事も必須

 

店舗をつくりあげるにはかなりの費用が見込まれました

イメージするお店をつくるには以下のような設備が必要だからです。

 

  • 航空機のファーストクラスを模した高級感のある内装
  • ファーストクラスレベルの料理が提供できる厨房

 

さらに、エンターテイメント要素についても費用がかかります。

VR装置とそのコンテンツ制作です。

 

見積もりを積み上げていくと、とても自己資金でまかなえる投資額ではありません

となると金融機関からの借入が必要になってくるワケですが、ココで最大の難関が訪れます。

前例がないため、融資がおりない

落ち込む人

 

結論からいうと、1件目の融資は断られてしまいました

数多くの融資申請を審査してきたベテランの融資担当者でさえ判断に困ったよう。

 

「うーん、面白いビジネスとは思うんですが、、、実際、どうなんでしょう?」

「本当に想定している売上が上がりますかねぇ・・?」

「ちょっとイメージ湧かないですねぇ・・」

 

全く新しいビジネスなので、金融機関も、その事業性や実現可能性について明確な判断ができないのです。

 

『貸したものは返してもらわないと』金融機関も商売になりません。

返してもらえる見込みがたたないものに融資をすることはできないのです。

融資担当者が開業のカギを握る

鍵

最初に相談した金融機関では残念ながら「融資はできません」と却下されました。

 

こんな時はどうしたら良いのでしょうか?

 

このビジネスを理解・協力してくれる金融機関(融資担当者)または出資者を根気よく探す、辛抱強く説得して回る、見つかるまで探す、となります。

 

もちろん申請する都度、見直しを行い、資料を補てん。

さらに入念な市場調査や不足している情報を追加していきます。

「FIRST AIRLINES」実現はある融資担当者のおかげ

金融機関をまわっているうちに、ある金融機関のひとりの融資担当者が

非常に面白いビジネスですね。ぜひ前向きに検討させてください。上司は私が説得します。」

と言ってくれました。

 

まさに「救いの神」が降臨した瞬間でした。


審査に少し時間は掛かりましたが、融資担当者の方が各署を説得して回り、提携する他の金融機関も巻き込み、反対意見すらも押し切って、なんと、希望金額満額で融資を決定してくれたのです!(^0^)/ アリガトウゴザイマス!

 

無事に融資を勝ち取った阿部オーナーのお話でおわかりいただけたかもしれませんが、『融資担当者』の存在は重要です。

融資担当者がなぜ重要なのか?

握手

金融機関に融資申請を行うと書類と面接で審査を受けます。

面接で担当者を味方につけられるかどうかが、融資の分かれ目。

融資担当者が「この人にお金を貸したら、返ってこなくなりそう。」と思い始めたら、厳しいと思ってください。

 

なぜなら、融資担当者が『上司にどう伝えるか』が全然違うから。

 

頭を抱えて悩む男性

いけるとは思うのですが・・・

課長っぽいサラリーマン

非常に面白いビジネスです。ぜひ、やらせてください!!

うける印象は全く違いますよね。

書類が同じできだったとしても、融資結果には大きな差がつきます。

 

その金融機関のことは、そこに所属する方が1番よく知っています。

融資をうけるために何が必要か、最も熟知しているのもその人です。

担当者に「融資を成功させたい!」と思ってもらえれば、その情報がもらえます。

 

課長っぽいサラリーマン

この部分を裏付ける資料を用意できないですか?

課長っぽいサラリーマン

計画数値のこの部分を少し見直せませんか?

 

FIRST AIRLINESのように、前例がなく判断が分かれるものは、「味方になってくれる担当者」の存在が特に重要です。

 

しかし常日頃多忙で複数の案件を抱える融資担当者に味方になってもらうのは、そう簡単ではありません。

熱意だけでなく、ツボを押さえた対応が必須。

融資担当者を味方につける!面接の対応

面接

融資担当者がもっとも知りたいことは、『きちんと貸したお金を返済頂けるかどうか?』につきます。

 

面接では、事前に提出した申請書類(事業計画書など)に融資担当者が目を通した上で、申請者に質問を投げかけます。

その受け答えで、申請者の資質やビジネスの可能性を見極め、返済の信用度を測っていきます。

 

実は「銀行がお金を貸したいと思う人物像」には4つの条件があります。

 

(1)計画の実現を裏付ける経験・知識を持っている

(2)経営者としての資質・心構えがあるか

(3)誠実な人柄(申請内容に虚偽や不正がない)

(4)計画をやり遂げる覚悟と自信がある

 

いかがでしょうか?

これを全てクリアしていれば『きちんと貸したお金を返せるかどうか?』に大きく〇がつきます。

 

では、これらはどういった質問と受け答えで見極められていくのでしょうか?

融資面接でよく聞かれる質問 12例

やはりメインは創業の経緯や事業内容・事業計画についてです。

 

  • どうして飲食店で開業しようと思いましたか?
  • いつ頃から開業の準備を始めましたか?
  • これまでどんなお仕事をされてきましたか?
  • どれぐらい自己資金を準備されましたか?
  • どうしてこの場所を選んだのですか?
  • どのようなメニューを提供される予定ですか?
  • 平均客単価はどれぐらいを想定していますか?
  • どれぐらいの売上を計画していますか?
  • 食材の仕入れ先は決まっていますか?
  • 原価はどれぐらいですか?
  • 何名体制で運営されますか?社員は雇いますか?
  • どのような方法で集客しますか?

 

基本的には、質問されたことに素直に答えていけば良いのですが、「バッサリ落とされる人」と「担当者を味方にする人」では答え方に明確な差があります。

「たぶん」「なんとなく」は禁止。あやふやな言葉が信用を落とす

下記のような回答をする人にお金を貸せるでしょうか?

もし自分が融資担当者(審査員)だったら、と仮定して考えてください。

 

初老の男性客

うーん、なんとなく儲かるかな?と思いまして

女性サラリーマン

たまたまイイ物件が空いてたのでイキオイで契約しちゃいました

メガネをかけたサラリーマン

食材の仕入れ先ですか?いや、まだ決めてないです

穏やかそうなサラリーマン客

割と目立つ場所なので、看板だけでお客さんけっこう来ると思います

 

お金を貸すのが不安になりませんか?

上記回答はあえて極端な例ですが、「たぶん ~ と思う」「なんとなく ~ だろう 」という曖昧な表現や、「まだ決めてない」「分からない」「知らない」という回答は、融資面接の場では避けましょう。

評価をあげる!融資担当者を味方につける答え方

ポイント

ポイントは3つあります。

  • 「です」「ます」とはっきり言い切る
  • 数値を交え、具体的に答える
  • 根拠に基づいた答え

課長っぽいサラリーマン

5年前から独立開業を考え始め、そこから毎月3万円ずつ定期預金で積み立ててきました

初老の男性客

食材の仕入れ先は、以前の勤務先で懇意にしていた業者さんで、当店に非常に期待してもらっているので、通常価格の20%OFFで卸していただけることで合意しています

女性サラリーマン

スタッフは私を含めて3名。1名は前職の同僚で接客のスペシャリストです。またもう1名はアルバイトですが、2年以上の調理経験のある方を採用できる予定です

メガネをかけたサラリーマン

立地・商圏・販促手法、これまで経験・実績から考えて、事業計画上の売上数値は確実にクリアできると考えています。どちらかというと、この計画はかなり”控え目”な計画と捉えています

「たぶん ~ と思う」といった回答にくらべ、頼もしく、期待できると感じられます。

大切なのは、融資担当者に不安を与えず、「この人なら大丈夫!」と思わせること。

3つのポイントを意識して、堂々と答えましょう。

テクニックだけでなく、心構え・情熱も大切

情熱

上記のようなテクニックだけでは、覚悟や情熱は伝えられません。

面接前に覚悟を決め、面接ではお店の魅力を全力で融資担当者へ伝えましょう。

全責任を背負う覚悟

独立開業するというのは、ダメになっても、その全責任を自分が負うということです。

店が儲かれば、今まで以上の収入を期待できますが、逆にお店が赤字になってしまったら、収入はなし。お金がドンドン減っていきます。

万が一、借りたお金を返す前にお店が潰れてしまったら、あとに残るのは「借金」だけ。

そんなリスクを背負って、「開業する覚悟があるのか?」を面接前に、自分に問いかけてみてください。答えが「YES」であれば、その覚悟をぜひ融資担当者に伝えてください。

融資担当者をお客様にする気持ち

融資担当者も職場を離れれば、いち消費者。未来のお客様です。

『お客さんをひとりゲットする!』つもりで、お店の魅力(料理の美味しさ、雰囲気の良さ、こだわりetc)を面接で伝えましょう。

融資担当者に『素敵なお店になりそうだなぁ。オープンしたら食べに行きたいなぁ。』と思わせればこちらのものです。

融資を勝ち取れる確率が跳ね上がります。

まとめ:融資担当者を動かすには熱意とコツがいる

融資担当者に味方になってもらい無事開業した阿部オーナー。

困難を乗り越えてきた最大の原動力は、阿部さんの「信念」と「情熱」

その強い想いが、融資担当者、内装デザイナー、優秀なサービススタッフ、著名な料理人、業界トップクラスのVRコンテンツ制作者、メディア関係者を突き動かし、ビジネスを成功へと導きました。

 

現在は予約が取れないほどの大変な繁盛ぶりですが、阿部オーナーは「まだまだ」とおっしゃいます。

阿部オーナー

できてないことがイッパイありますし、やりたいことも沢山あります。今はたまたま追い風が吹いているだけかも知れません。

今よりも、お客様にもっと満足して頂けるサービス、もっと感動して頂けるサービス、アッと驚くようなサービスをこれからもずっと追い求めていくだけです

融資担当者を動かしたのはこの情熱です。

 

最後に面接時のポイントをまとめます。

 

・「たぶん」「なんとなく」といったあいまいな言葉は使わない

・面接前に責任を負う覚悟を決める

・数値を交え具体的に答える

・根拠を示し、信頼できる言葉で伝える

 

今後もこういった記事やセミナーでの情報発信に努めていきます。

「役にたちそう」と感じていただけた方は、facebookの「いいね!」やtwitterで後押しいただけますと幸いです。

 

店舗情報

店名 FIRST AIRLINES
営業時間 平日:17:30〜23:00

土日祝日:15:00〜23:00

(完全予約制)

住所 東京都豊島区西池袋3-31-5

パークハイムウエストビル8F

アクセス 池袋駅から徒歩5分
WEB http://firstairlines.jp/

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