LINE乗っ取られた飲食店オーナー

話題になってるLINE乗っ取り、皆さんの周りでも起きていませんか?

LINEは飲食店でも集客でLINE@を活用する店舗が増えてきたり、もしくは店長やオーナーがアルバイトさんとグループを作ってシフトの調整や連絡でよく使っている、なども聞かれるようになりました。

5・6月くらいから多発してきたこのLINE乗っ取り、実は今はかなり進化しています。

パスワード変更など、有効な対策と言われたものが通用しない!?

「新しいパスワードに変えれば大丈夫」

もしくは少し詳しい人なら、

「PINコード設定すれば大丈夫」(※PINコード…Personal Identification Numberの略。暗証番号のこと)

と思われるかもしれません。

しかし結論から申し上げると、飲食店経営者・オーナーはLINEを連絡事項や重要な内容のやりとりで使うのはなるべく控えましょう。

なぜならこんな記事が出てきているからです。

パスワードもオリジナルでPINコードも設定してるのにLINEが乗っ取られた

特に上記ブログでのこの記述が恐ろしい。

ひとりのIDが乗っ取られると、そのIDでトーク全体をバックアップしてダウンロードができる。これはグループでも一対一でもできる。もし自分が悪知恵が働くなら、乗っ取ったと同時に各友人やグループでのやりとりをダウンロードする。で、iTuneカードの詐欺が失敗してもあとで抽出した重要情報を売るか、悪用する。

店舗内のグループや個人での連絡のやりとりなので他の人は見れないと思っていても、安心してはいけません。自分だけでなくやりとりしている友だちがハッキングされても、非常に危ない事態に。

携帯など個人情報である連絡先のやりとりや、最初にお店を開ける人に店舗の鍵の場所を知らせる、オーナーと店長がいつ銀行に売上げを入金しにいくか連絡、など飲食店経営ならではの重要なやりとりをする時はあるかと思います。

このような大事な情報を、LINEアカウントをハッキングした犯人は「トーク内容をダウンロードできてしまう」のです。

飲食店経営者はリスク管理も大事な仕事

本当に重要なやりとりは別の手段として、キャリアメールや電話で直接話すようにしましょう。LINEなど特に便利で利用ユーザーが多いサービスには、そこを悪用しようとする輩が集まってくるもの・・・

業態コンセプトやメニューアイデアや販促以外にも、こういった店舗経営のリスク管理に関わる情報は引き続き発信していきます。

このような、情報を扱う分野や、労務・税務などリスクを伴う分野には正しい知識が必要です。飲食店オーナーの皆様も、ぜひこのような情報も活用頂ければ幸いです!