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米粉カフェ!?お米がメイン食材の飲食店開業がブーム

10月に入り、そろそろ秋の気配。秋と言えば食欲の秋。そして新米の季節!

今は飲食店を開業するにも、個人店でも明確な特徴を打ち出す時代。
ジビエやネギ、梅や納豆など、特定の食材をテーマにした飲食店の開業が増えてきていますが、今回取り上げるのはお米・米粉をテーマにした飲食店!

国内における、お米の自給率はほぼ100%。

パン・ケーキ・うどんなど、様々な飲食店で使われている小麦の自給率はわずか14%ほど、その大半を輸入に頼っています。

自給率の高いお米を食べることは、国内経済の活性化にも繋がりますね!

そこで注目されてきているのが、単にお米を炊いて主食としてだけ食べるのではなくお米をテーマに、米粉などを使ったメニューに力を入れる飲食店なんです。

米粉は今注目の食材

米粉は今注目の食材

米粉は最近聞かれるようになったと感じるかもしれませんがその歴史は古く、奈良時代から食用に米粉は使われてきたそう。

米粉を使った料理の特徴として、

1、食感がモチモチ!

2、小麦粉に比べ油の吸収率が20%ほど少ない!ヘルシーな料理に使える。

3、小麦アレルギーの人でも楽しめる!(グルテンフリー)

4、人体に必須なアミノ酸が小麦よりも豊富

その他色々なメリットがあります。実は米粉パン・米粉レシピなどをネットで検索する人も数年前に比べると4〜5倍になってきていることからも、注目が高まっています。

なんと2009年には政府が「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」を成立して支援しているんですね。

今後は米粉を積極的に使った飲食店に国から補助なんかも出たらいいな、なんて個人的には思っています(笑)
ではこの「低脂質」「低たんぱく」「低カロリー」の米粉を使った面白い業態を1件ご紹介!

米粉を使ったカフェダイニング、88カフェ

88カフェ外観

和風のカフェは最近増えてきましたが「お米」にコンセプトに絞ったカフェは珍しいですよね。実際にこのお店は、たまたま通りすがったというよりもわざわざ探して来る、なんてお客様が多いようです。

それにしてもこのお店は徹底しています。

ドリンクはワインなど洋風のものもありますがなによりも日本酒推し

料理は米糀を使った料理や、好きなお米をセレクトして土鍋で提供してくれるなんて拘った趣向も。

では、実際に食べたものや飲んだものをレポートしていきます!皆様が夜中にこのブログを見てしまって食欲を喚起されてしまうことがありませんように(笑)

最初は米が原料の日本酒から。

三井の寿 ひやおろし

これは白ワインではありません。この88カフェでは厳選された日本酒をグラスで提供しています。1合の半分、5勺からオーダーできるので色々なものを楽しめるのがいいですね。

食中酒におすすめされたこちらは、イタリアの松茸・ポルチーニのように香り高い純米吟醸酒。まさに今の季節にぴったりでラベルもかわいらしい。女の子と来てこれをオーダーしたらカッコつきますね(笑)味は言わずもがな!

塩糀バーニャカウダ

塩糀バーニャカウダ

糀を使っているため、アンチョビ・ニンニクなどがメインですがここでは糀を使ってまろやかな甘みと程よい酸味を出しています。テーブルに届いてから3分ほどで完食してしまいました(笑)

塩糀出汁巻き卵

塩糀出汁巻き卵

「何もかけずにお召し上がりください」そう言われたこの一品。ほんとになにも付けずにしっかりと味がついている不思議。糀の風味の卵焼きと先ほどの日本酒だけで、もう何も言えません。糀の力なのか食感まで変わっていて、柔らかさがついているんですよね。黄金色の至福を味わえます。

土鍋ご飯(福島産 天のつぶ)

土鍋ご飯(福島産 天のつぶ)この外観、このツヤ、日本人のDNAにビンビン来ますね。

このお米、香りが高く光沢があっていかにも美味しそうな外観。土鍋で提供されて木の蓋を開けた時の

「ふわっ・・・」

と立ち上がるお米の匂いを想像してみてください。このお米はまだまだ生産量が少なく希少なもの。お店のオーナーの友人が生産していることで直送してもらえているそうです。なかなか都内の飲食店では出てこないお米なんですね。

塩糀スペアリブ

塩糀スペアリブ

美味しいお米には、もり立てるおかずが欲しいですよね?そこでこれを注文してみました!肉にしっかり味がしみ込んで、スペアリブなのにどこか和風の味わいがする料理。お肉に濃い味がしっかりと付いていることから完全な米泥棒。

なんということでしょう。

これがテーブルに届いてからものの2・3分で米と肉が消えました。ぜひこれは骨に残った肉までかじりついて頂きたい(笑)

米と米粉を使った飲食店を立ち上げた長岡オーナー

お店のロゴと長岡社長

長岡オーナーは、様々な飲食店の経営やプロデュースに携わったあとこの業態に行き着いたとお聞きしました。

「日本のソウルフードであるお米をもっと盛り上げたい!」

とそんな想いでこのお店を作ったそう。ちなみにこの変わった名前の「88カフェ」その由来は、漢数字の八十八を組み合わせて作られた「米」という漢字がもとになっているとのこと。オーナーはお米の生産者のところに足しげく通っているそうですが、その想いがこのお店を作っているのですね。

米粉って小麦粉に比べると原価が高い?

米粉は小麦粉より原価が高い?

ちなみに筆者は飲食店経営の観点から、

「米粉は小麦粉よりも原価が高くて、利益を出しにくいのでは?」

なんて少しいやらしい質問もオーナーにしてみましたが、「メニューバランスなどをうまく調整して、上手く収益を残せているんです」とのご返答。

理想と現実(店舗経営)を上手くバランスを取っている88カフェ、カフェ開業を考えている人にとって面白いコンセプトとして参考になりそうですね。

現在は高円寺と荻窪の2店舗で経営しており、ダイニングの要素も強い高円寺店と、カフェ要素が強い荻窪店。

このような、特徴と目的性を持った業態は、わざわざ来てくれる来店客が取り込めます。少し中心地から離れていようが出店できることが強みですね。

今後も面白いコンセプトの業態を紹介していきます(^^)

88カフェ&ダイニングの詳細

88カフェの暖簾

http://www.88partners.com/

住所:東京都杉並区高円寺南4-7-1 コーポカトレヤビル 1F
営業時間 :火~金 / Lunch 12:00~14:00 Dining Bar 17:00~5:00
土日 / 12:00~5:00 ※12:00~14:00 Lunch
定休日: 月曜日
TEL : 03 – 5913 – 9788

米粉カフェ88カフェのロゴ

やっぱり飲食店はコンセプトが大事ですね!開業のコンセプト作りに使えるツールを用意しましたのでご必要な方はお使いください。

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年間300件超、累計6500件以上の飲食店開業をサポートしてきた株式会社M&Aオークションの専門家集団。個人店から大手チェーンまでさまざまな業態・立地の飲食店の開業コンサルティングを行ってきたノウハウをブログで発信します。
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