ふと高円寺の商店街を歩いていると、見慣れない看板を目にしました。
「お酒買取専門店 リカーオフ」
古本のブックオフ、家電のハードオフ、そしてお酒のリカーオフ。ここは実際にハードオフが経営母体のようです。実は飲食店の経営者の方と接していると、こんなことを聞かれたります。
「珍しいお酒とか仕入れたいんだけど、良い仕入れ先とか酒屋さんしりませんか?」
「お店を移転(閉店)してお店に置いてある酒を処分したいんだけど買い取ってくれるところない?」
仕入れ先では大手のカクヤスさんもありますが、プレミアがついているような珍しいお酒の取り扱いやビンテージもののお酒の取り扱いをメインにしているというわけではありません。
また、逆に店舗経営者やオーナーがお店に今あるお酒を処分しようにもどこに持ち込んでいいやら。しかも本当に良いお酒だと価値をしっかりと査定してくれたうえで買い取ってくれるところを探すことを考えると一苦労。そんな時に使い勝手が良さそう。
実際にお店に並んでいる酒類を見た感じでは、プレミア焼酎やブランデーなど市場のプレミア価格の6割ほどでしょうか。
当然ものにはよりますが、掘り出し物はありそうですね!
オープンしてから1年経って酒コレクターの方にも知られつつあるようで、お店のツイッターなんかを見ると適宜珍しいお店を入荷しているようです。
確かに芋焼酎の魔王なんかは焼酎ブームが落ち着いた今でも、根強い人気があり入手は困難ですよね。また純米大吟醸の日本酒やボルドーワインなど、全般的に温度や湿度管理に気をつけなければ行けない酒類も取り扱いはしっかりしてます。
リカーオフの特徴
・店内がとにかく綺麗。質屋や古物商のような古めかしかったりうさん臭いイメージを一新している。
・JSA公認のソムリエ・ワインアドバイザーが常駐。しっかりと大事にしてきたお酒に対して査定してくれそうな期待感がある。
・お酒だけでなくバカラなどのグラスも買取販売している。
ハードオフさんの戦略では、ビジネスモデルが確立した後はフランチャイズ展開を含めながら100店舗構想とありますが果たして。
飲食店の開業・経営で中古活用が一般化
売る方、買う方に双方に金銭的に得をすることが中古・リユース活用の最大のメリット。一番コストダウンできるところではやはり物件や設備面、10年前と違い飲食店で独立・開業する時には居抜き物件がメインですよね。
実際に、弊社でも店舗そのままオークションというサイトで居抜き物件をご紹介してますし、閉店・売却サポートでは移転・閉店・譲渡のお手伝いをしています。
古くからは、テンポスバスターズさんは厨房器具の買取と販売を行っていましたし、飲食店に必須なお酒の買取販売の専門店が今までなかったことが不思議だったのかもしれませんね。
中古のものを扱う(買う時も売る時も)時に影響すること
中古というものを扱う時に、772店舗(2014年8月時点)も展開しているハードオフが運営しているということは安心感の訴求になります。
やはり居抜き物件も中古の厨房器具もお酒も、リユースで扱うものは商品そのものだけでなく運営会社や商品以外の方針や接客や社員の質が気にされるハズ。
我々も居抜き物件取り扱いのパイオニアとして、気を再度引き締めないと・・・。
ハードオフさんのリカーオフ、飲食業界に携わるものとして応援申し上げます!
仕入れ情報などはツイッターが早いみたいですね、こちらからご覧下さい。
リカーオフ高円寺純情商店街店
東京都杉並区高円寺北2-7-6 高円寺名店ビル1F
TEL.(03)5356-8951
FAX.(03)5356-8952
年中無休/平日AM11:00~PM9:00土・日・祝AM10:00~PM9:00

年間300件超、累計6500件以上の飲食店開業をサポートしてきた株式会社M&Aオークションの専門家集団。個人店から大手チェーンまでさまざまな業態・立地の飲食店の開業コンサルティングを行ってきたノウハウをブログで発信します。