祖師ケ谷大蔵で寿司店を開業された沖田オーナーに、弊社コンサルタントの金子がインタビューさせていただきました！
飲食店としての設備が弱いスナック物件を、寿司屋に改装してオープンした苦労などについても語っていただいています。
設備が軽い物件での開業や創業融資の準備についてなど、参考になるお話をお聞きできましたので、ぜひご参考ください。
※みんなの飲食店開業のYoutubeチャンネルに当動画をアップしています。
『鮨 島屋 沖田』の店名の由来とは？
(金子)
こんにちは！今日は祖師ヶ谷大蔵に昨年12月末にオープンした「鮨 島屋 沖田」さんに来ています。お店の名前の由来が、ここ実はもともと義理のお父様がご商売されていたんですよね。
(沖田店主)
そうですね。
(金子)
何屋さんでしたっけ？
(沖田店主)
酒屋です。
(金子)
酒屋さんですね。下に古い看板があって残っている感じでそれを引き継ぐ形で(オープンされたんですね。)
(沖田店主)
そうですね。
3代続いたので名前は消したくないと思って、名前がちょっと長くなりますけど、お父様の名前は残したい(なと思って。)
(金子)
良い話ですね。お父様は喜んだんじゃないですか？
(沖田店主)
全然そんなことないですけどね。「別に」とか言ってましたけど・・(笑)
(金子)
そうなんですね。
その時営業していた際のお客さんってこちらのお店にも(来店されるんですかね)？
(沖田店主)
そうですね。でもちょいちょい外で会うと「島屋さんだね」と言ってくださる方もいらっしゃいますね。
(金子)
なるほど。まあでも、使えるものはどんどん使っていった方が良いですよね。
お店が繁盛するためにも！
(沖田店主)
そうですね！
もともと池袋の某他店で働かれていた沖田店主
(金子)
もともと池袋の某他店で働かれていたんですよね？
その時のお客様もいらっしゃっているんですね。
(沖田店主)
今はオープンして、当時のお客様が8割くらいいらしているので、それはすごく助かっていますね。
(金子)
地元の方にもだいぶ認知してもらっているんですよね？
(沖田店主)
ちょいちょい予約の電話が入ってくるようになったので、すごく良かったなって思っています。
(金子)
(2020年の)年末は何日間か大変だったみたいですね。
(沖田店主)
そうですね。
(2020年の)年末25日にオープンしたんですけど、営業許可証が22日におりて(オープンまで)3日間しかなかったので、そこから25日に来るお客さんが多くて対応がけっこう大変でしたね。
※営業許可がないと、店内で魚をさばくことすらもできません。鮨屋では醤油ひとつとっても、煮切り醤油を作るなど、さまざまな仕込みがあります。
特に新店舗のオープンは使い慣れてない場所で、さまざまな準備や仕込みを3日間で終えなければならなかったことに苦労されていました。(年末のうちに営業をスタートしたかったという事情も)
営業許可の取得期間は、申請から2週間～3週間程度が一般的。工事完了日から逆算して申請を行い、工事が完了したらすぐに、保健所担当者を手配して検査を実施してもらいます。
営業許可の取得には保健所への事前相談が重要です。事前相談の段階で、不備など指摘があった場合は設計から作り直さなければならないこともあるのでご注意ください。
（参考記事）飲食店営業許可
お店の売りは「おまかせ！」
(金子)
お店の売りとしては、やっぱり”おまかせ”が多いんですかね？
(沖田店主)
そうですね。まあ基本的にあとはこういうものがありますと見せて、お客様に「これが良い、これが良い」と選んでいただく形だったり、「沖田さんのおまかせで」と言ってもらったりが多くて。
全部が全部コースというのは嫌だなと思っているんですよね。
(コースだけではなくていろいろ楽しんでもらいたい)
(金子)
毎日仕入れには行かれているんですかね？
(沖田店主)
今はこういう状況なので、毎日は行っていないですね。今後、(コロナが落ち着いたら)仕入れにも行きたいですけどね。
(金子)
開業する前に、けっこういろいろお手伝いさせていただいたのですが、一番大変だったことは何ですか？
(沖田店主)
一番大変だったことはこういう道(飲食業)しか知らなかったので、まず融資ですかね。
日本政策金融公庫さんにどう話を持っていくかというところで、M&Aオークションさんにお手伝いいただいて、120%のお力添えのおかげで希望通りの融資(を勝ち取れて※)
頭が上がらないですよ。ありがとうございます。(M&Aオークションの)皆さんに感謝しています。
本当ですよ！心から感謝していますよ！
(金子)
いえいえ！(笑)
※今回の融資サポートで弊社(M&Aオークション)が特に意識したポイントは、適切な事業計画書の作成です。
事業計画書作成の初期段階から携わることで、お客様も安心して融資面接を受けられたことが、最大の成功要因でした。
また、提携の金融機関をフル活用して、通常は他社ではできない「融資面接の同席」も行い、最終的に沖田様の想定以上の融資を勝ち取ることに成功。
（参考記事）「飲食店開業の創業融資で「自己資金と認められるもの、ダメなもの」の違い」
（参考記事）「個人の飲食店で、開業資金を「現実的に」用意するための５つの方法」
(沖田店主)
あとは内装ですね。
内装にも苦労しましたけど、M&Aオークション（みんなの飲食店開業の運営会社）さんにご紹介いただいた内装会社を使って良い内装にできました。※
(金子)
元々スナックの居抜きだったんですよね？
僕も久しぶりに来て(こんなに良い感じで)びっくりしました。
(沖田店主)
お客さんも9割方すごく良いお店だと言っていただけるので本当に嬉しいですね。
※弊社紹介の内装会社をご利用いただき、沖田様にもご納得いただける内装に仕上がりました。今回の内装のポイントは、物件のインフラ不足(電力やガスの容量不足)を沖田様の技術力で補ったこと。
つまり、沖田様には最低限の設備で提供商品を考えられる技術と経験があるということです。
立地や坪数、レイアウトなどを含めて、だれもが納得する100点満点の物件はありません。最低限の設備投資でしっかりと営業できる方法を考えた結果、最善の内装に仕上げることができました。
（参考記事）「予算内で理想の店作り！失敗しない内装会社の探し方・選び方・依頼の仕方」
(金子)
池袋でもお勤めされていましたが、成城でもやられていたんですよね。
その時のお客さんも来ていらっしゃるんですね。
芸能人なんかもたくさんいらっしゃいますしね。
(沖田店主)
そうですね。はい。
今後の野望や展望は？
(金子)
まだ(オープンして)2ヶ月ですけど、今後というところで、何か野望とか展望はありますか？
(沖田店主)
ここは2階なので、とりあえず1階に行きたい（移転したい）なと思っていますね。
「2階は2階で、隠れ家的で良いよね」とだいたいみなさんに言ってもらえるんですけどね。
それもそうなんですけど、やっぱりお年寄りの方にも来て召し上がっていただきたいので。(2階だと)階段が大変だと思うから、1階でオープンしたいんですよね。
(金子)
(お店が)認知されていれば売上的にはあまり変わらないですからね。家賃は2階の方が安いから良いですよね。
(2階は家賃が安くて良いと思いますが)、お年寄りということを考えれば1階の方が良いかもしれないですね。
(金子)
ぜひ、これから地に足をつけてやっていただけたらと思いますので、頑張ってください。
どうもありがとうございました。
(沖田店主)
はい！ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
『鮨 島屋 沖田』祖師ヶ谷大蔵について
～ こじんまりとした居心地の良い空間で、本格握り鮨を ～
世田谷区祖師ヶ谷大蔵にカウンター5席～6席
テーブル1席のこじんまりとした、落ち着けるお店の造り。
長年祖師ヶ谷大蔵で3代続いた酒屋の島屋と店主の沖田という名前を店名にし、
地元の方に長く愛されるお店作りがコンセプト。
四季に合わせて旬の食材も入れており、早くも地元に根付き始めています。
基礎情報
- 店名：『鮨 島屋 沖田』
- 業態：鮨
- 住所：東京都世田谷区砧8-9-8 島屋ビル2F
- アクセス：祖師ヶ谷大蔵駅 徒歩3分
- TEL：03-6411-8618
- オープン日：2020年12月25日
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開業コンサルタント金子からのまとめ
沖田店主も言っておりましたが、初期費用の捻出に苦労されるオーナーも少なくありません。実際には公的機関からの創業融資を受けることで、資金を用意するケースが多くなっています。
内装デザインやメニューの準備や販促や採用・教育など、店舗オープンに向けて準備段階でやるべきことは多々あります。
自分1人だけで悩むのではなく、弊社も含めて周囲の人に相談することで解決できることは少なくありません。
特に創業融資は一発勝負で、事前の準備が成否を分けます。
しっかりと準備いただく、もしくはご不安な点があれば、無料相談や無料セミナーを活用いただければ幸いです。
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