飲食店での独立開業をお考えの方の中には、創業にあたり、金融機関からの借り入れを考えている方も多いと思いますが、
・本当にお金を借りられるのか?
・いくらぐらいお金を借りられるのか?
・どこに申請に行けばいいのか?
・どんな手続きが必要になるのか?
・どんな書類を準備すればいいのか?
・どれぐらい審査に時間がかかるのか?
など、初めての開業の場合には、様々な疑問やご不安もあると思います。
そこで今回は、金融機関からスムーズな資金調達を行い、その後、順調な立ち上げを実現された門前仲町『Wine Stand Alfie(ワインスタンド・アルフィー)』の横田オーナーのインタビューを通じて、資金調達の流れ、考え方、成功のポイントなどを探っていきましょう。
(左)WineStandAlfie 横田 勝哉オーナー (右)開業コンサルタント 大森 智幸
横田オーナーの経歴について
(大森)今日は2024年4月24日に開業された門前仲町のWine Stand Alfieの横田オーナーにお話をお伺いに来ました。横田さんよろしくお願いします。
(横田さん)よろしくお願いします。
(大森)社会人としてのキャリアは飲食業界からスタートでしたか?
(横田さん)そうですね。調理師学校を出てから料理の道に進むっていう風になって、最初はキッチンでのスタートでしたね。
(大森)トータルの飲食業界で独立するまでに何年くらい現場で経験を積まれましたか?
(横田さん)料理人(サービス業)としては大体8~9年ぐらいで、1年間はワイナリーで働いてっていう感じですね。
ワインへの想い
(横田さん)結局、ワインってどうしても作られたものに焦点が当たりがちなんですけど、「醸造」ってワイナリーの1年の中で1ヶ月しかないんですよ。それまではほとんどが発送したりとか、ボトルを段ボールに詰めたりとかで、結構地味な作業が多いんです。
あと(炎天下の中での)畑の仕事が一番大変なんで、そこがすごい勉強になったというか(ワインを作るのに)こんなに大変なんだと思いましたね。僕が働いていたワイナリーに関しては、農薬とか撒かなかったので、全部手作業で雑草とか刈ったりしていたので、腰も足も痛くなって、結構体力仕事でしたね。
それがあった上でワインができてるんだなっていうのは、すごい僕は実感しました。
(大森)そういう体験をして、その想いが分かるとワインに対する愛情というか取り扱い方も変わってきますか?
(横田さん)そうですね。僕があれだけ大変な想いをしてできたのが、このワインに集約されているんだなと思うとやっぱり(ワインを)大事に扱わなきゃいけないなって思いますね。
「Wine Stand Alfie(ワインスタンド・アルフィー)」ってどんなお店?
(大森)Wine Stand Alfieさんの特徴であるとか、こだわりやコンセプトを簡単にご紹介いただいてもいいですか?
(横田さん)Wine Stand Alfie(ワインスタンド・アルフィー)という名前の通り、ワインを扱っているので、基本的にはワインメインのお店になります。それに合わせて季節の食材を使った料理、それも大皿でドーンっていう感じではなく、スタンディング(立ち飲み)っていう特性上、ちょっと小皿にして、そんなにボリューム感なく1人でも気軽に入りやすいようなお店作りっていうのがコンセプトになりますね。
(大森)料理の方もすごく評判良いですよね。
(横田さん)ありがとうございます!
オープン前の不安
最初オープンするときは、直近はずっとサービスでやってたんで、どうだろうって思いながらも、もちろん自分の料理には自信を持って出せるとは思ってたんですけど、やっぱりそのオペレーション的な問題、しっかり考えながら動けるのかとか、忙しい時でも同じクオリティーの料理を継続して出せるのかっていうところの不安は正直ありました。
でもやってみたらやれないことはないって感じで、全然体もついてくるし、元々ワインをメインでっていう感じで、それは今も変わってないんですけど、結構料理もいろいろ楽しくなってきちゃって、いろいろなんかこういう料理やりたい、ああいう料理やりたいとかっていうのが出来てきて、今も週に1~2回ぐらいはメニューを少しずつ変えながらやってるような感じですね。
飲食開業を決意
(大森)ある程度キャリアを積んで、(独立開業を)目指してた年頃になって具体的にスタートしていこうってなった時に、最初に何から始めましたか?
(横田さん)まずは、コンセプト作りをやって、それが固まったら、物件を探し始めてっていう感じですね。
資金調達と事業計画セミナー参加の理由
(大森)その中で、当社のセミナーに参加頂いた時に、テーマが、資金調達と事業計画というセミナーだったんですけど、開業前にそのあたりは不安だったところですかね?
(横田さん)そうですね。資金調達の面が、本当に何もわからなくて、右も左もわからない。何から手をつけたらいいのもわからない。っていうところで、やっぱり誰かのアドバイスが欲しいなって思い、先輩からこういう(セミナー)やってるよっていうので紹介頂いて、ちょっと参加してみようかなっていう感じでしたね。
横田さんも参加した飲食店開業で成功する!『事業計画・資金調達6つの極意』はこちら
そこから個別相談へ
(大森)約2時間半のセミナーを聞いて頂いて、その後、アンケートで、個別相談希望と入れて頂いたので、その後アポイント取らせてもらって個別にお話をお伺いして、という感じですね。
最初、私の印象としては、横田さんがご自身でコンセプトの資料をある程度作られていて、初めてお会いした時に、あそこまでしっかりコンセプトを作られてる方って珍しいですよ。すごいしっかり考えられてるなぁという印象でしたね。
資金調達について
ただ、資金調達というのは、お店に入って接客とか調理をやっていた世界とは全く違う分野なので、わからないことも多いだろうなと思って。
まず最初に知りたいのは、本当に借りるかどうか。っていうのと、いくら借りられるのかというところですよね。
(横田さん)そうですね。
(大森)飲食店で、新規の創業の場合に一番借りやすいのが、日本政策金融公庫というところで、そこで借りるのが一番スムーズだと思います、という話と、融資も沢山お手伝いしているので、横田さんぐらいのキャリアがあって、ここまでしっかりとした考えを持たれていると、当時、創業のタイミングって、金融機関が出せる上限額って決まっていて、その範囲の中で上限額目一杯のところまではいけるんじゃないですかね、というお話を最初にさせてもらったと思います。
「自己資金」+「借り入れの上限額」、そこが最大の予算という形になるので、その中で収まる物件を探さない限りは開業に至らないので、まず自分が借りられる上限額を知ることが大事ですね。
物件探しについて
収支のバランスについては横田さんもしっかりと考えられていたので、それを参考に作らせてもらって、投資のところがどれぐらいになるか?を明確にしていった感じですね。
収支のバランスから家賃はこれぐらいってなると、物件の取得費はこれぐらいかかります、運転資金も残さないといけない、開業時にワインを買ったりするのにこれぐらいかかります・・と考えていくと、最大予算から逆算して、内装工事に使える費用が算出できるのですが、そうなった時に、当初「スケルトンは難しいかな」と思ってたんですよね。
(横田さん)そうですね。
(大森)予算から考えてスケルトンだとちょっと難しそうで、居抜きを中心に探していくと、やっぱり居抜きの物件ってそんなに多くないので、エリアを広げて考えないといけないですねという話の中から他にも候補になるエリアを考えていこう、となったかと思いますが、(実際に出店した)門前仲町を出店の検討エリアの1つにされたのはどういう理由でしたっけ?
(横田さん)直近は三軒茶屋で働いてたんですけど、その前に水天宮辺りのエリアで3年ぐらい働いていたことがあったので、そっちの常連のお客さんからもこっちの方でだしてくれという話はあって、門前仲町や小伝馬町とか馬喰横山や人形町も視野に入れて探していたっていう感じですね。
(大森)われわれも不動産屋でもあるので、その辺りの物件を一緒に探していきましょう!という形でしばらく探していて、その年の年末ぐらいにここの物件が見つかった感じですよね。
(横田さん)そうですね、それで「この物件がちょっと気になってるんですけど」ってことで、大森さんにご連絡させてもらって。
(大森)で、早速、内見してみましょうと。家賃は割と手頃感があって家賃的には大丈夫だろうなとは思ったんですけど、来てみたら「完全なスケルトン」でしたもんね。
(横田さん)そうですね。
(大森)予算的に厳しいかなと思ったんですけど、スケルトンでも結構きれいなスケルトンで、余計なものがついてなかったですね。
内装工事について
物件が出てくると物件の取得にこれぐらいかかります、トータルの予算は(融資に行く前でしたけど)融資は満額でいけるだろうという前提で、これぐらい予算が内装工事と厨房機器に掛けられる、というのが分かって、(決して余裕のある予算ではなかったので)その予算内で施工できるのは「ココしかない!」っていう業者さんをご紹介させてもらいましたよね。
あらかじめ予算がわかっていたので、この予算でやる方法を一緒に考えてくださいっていうスタンスで業者さんにもお願いしてっていう感じでしたよね。
(横田さん)どういう感じでいきたいという雰囲気は元々決めていたので、それを業者さんに「こういう感じでいきたいと思っています」と伝えてそれに向かってやってもらってるっていう感じでした。
テーブルの高さだったりとか細かいところの微調整とかは色々とありましたけど、外観・内観だったりとか、あとは厨房機器をどこに配置するだとかは基本的に全部自分で考えて、こんな感じでやりたいですとお願いして、やってもらった感じですね。
(大森)理想の形があって、ただ予算には上限があって、そこの取り合いというか、いかに限られた予算の中で理想に近づけていけるかというところで、一部は妥協しなきゃいけない部分も出てくると思うんですけど、業者さんにお願いしないで自分で動く、とか、厨房機器を中古で使ったりとか、そういったコストダウンの工夫ってされましたでしょうか?
(横田さん)厨房機器に関して中古を使うっていうのは全然問題ないと思っていたので、あとはエアコンの業者とかそういうのも全部自分で入れやすいところで見積もりを取って、動けるところは動いてやってましたね。
判断のポイント
(大森)経営やお店にとってどこが大事でどこが妥協できるのか?という難しい判断が、横田さんの場合、すごく的確なんですよね。
結果的にはお客様の満足度の高い、これぐらいのコストでやったとは思えないぐらいの素晴らしい出来になっていて、横田さんの経営判断が正しく出来ていた証なんだと思います。
融資申請について
(大森)ある程度内装屋さんと話をして、なんとか予算内にはいけそうだとなって、見積書も作ってもらって。事業計画に組み込んで融資の申請に行った形ですけど、融資の面接も一緒にいかせてもらいましたが、融資面接はやっぱり緊張しましたか?
(横田さん)全てがそこで決まるので、緊張しましたね。
(大森)普段は着ないスーツを着て。
(横田さん)そうですね。スーツを着ると余計に緊張しますからね。
(大森)本当はそれを一人でやらなきゃいけないところを私も一緒に同席させてもらったので、そういった意味では、多少、緊張も(一人で行くよりは)ほぐれたかなと思います。ただ、融資の面接はあくまでご本人の面接なので、融資担当者との質疑応答などは、横田さんにも頑張って頂いて・・・。でも、面接は意外と早く終わりましたのよね?
(横田さん)こんなもんかってぐらい、すぐ終わりましたね。これで本当に借りられるのかなと、これはダメだったからこんなに早く終わったんじゃないかなと思いながら(不安でした)
(大森)結構当社でお手伝いさせて頂くと、割と面接って短い時間で終わっちゃうんですけど、それってどういうことかというと、金融機関が知りたい情報、判断に必要な情報をあらかじめ資料としてきちんと全部揃えて事前に提出をして、事前に見てもらえれば大体分かるっていう内容にしているから面接であまり聞くことがないっていう状態になるんですよね。面接もスムーズに進み、融資の結果が出るのも早かったですよね?
(横田さん)そうですね。
(大森)満額でおりると分かってちょっとホッとしました?
(横田さん)いやー、良かったですね、もう本当に。満額おりますって聞いた後、すぐに飲みに行きました。(笑)
(大森)僕が「大丈夫」と言っても、決まるまでは不安ですよね?
(横田さん)いやーそうですね。
(大森)資金調達を先にやってお金が確保できましたっていう状態を作ってから、安心して物件契約を進めていく流れで進め、物件契約も立ち会いさせてもらって、その後、内装工事ですね。
集客方法について
(大森)開業後、比較的早めにお客さんがついてきたなっていう印象があるんですけど、最初の立ち上げのときの集客ってどうやってやっていましたか?
(横田さん)特にはやってなくて、工事に入っている時に店の前に広告というか、オープンしますというのを打ち出して、そこにInstagramのQRコードを貼っておいてそこに案内してっていうぐらいですね。
お店の外観と集客について
(大森)ここは本当に間口がすごく広くて門前仲町でも繁華街とは逆側というか夜になると少し明かりが少ない通りで中のライトを照らしてここだけ広いガラス面があるので、いわゆるファザードというか間口のところがそのまま看板になっているというか、お店の看板(表札)自体はすごく小さいですけど、外から見た中の様子が、そのまま宣伝効果になってる気がしますよね。
(横田さん)やっぱりここを通った人は一発でお店があるんだっていうのが分かるので、すごい気になってくれて次にここらへんに来ることがあったら行こうかっていう感じの人が多いんだろうなというのは感じますね。
(大森)入ってみると金額的にもかなり抑えられていて、自分で調整して「これくらいの予算で飲みたいとな」となったらその予算で帰れるぐらいのリーズナブルな設定ですよね。
顧客満足度をあげるために
(横田さん)そうですね、今スタッフが一人いて二人でやってるんですけど、当初一人でやる予定だったので、ワインの原価に関しても結構好き勝手やってます。
大手とかだったら難しいんでしょうけど、原価率50%でワインを売っちゃったりとか全然ありますし、僕だけで経営してるので、どっちかというと居心地の良さとか原価は高くてもいいけど、次に繋がるというので高めのワインも安く出そうかなっていうのはありますね。
(大森)そんなところが個人店の強みですよね。
お客さんの反応見ながら、お客さんに喜んでもらうために利益を多少削ってもその後に繋がるってことを考えて柔軟に対応できるのは個人店の強みだと思いますし、全部(原価率)50%で出しちゃったらやっぱり厳しいと思いますけど、その辺のさじ加減というか経営センスがすごく優れてるんだと思いますよ。
お店の売上について
(大森)売り上げも順調に上がってきてる感じで、当初金融機関に提出する計画を一緒にお作りする中で、「ここまでやれたらすごいな」と思ってたんですけど、それを軽く超えてきましたね
(横田さん)ありがとうございます。大森さんのアドバイスなどがあってここまで来られてるというか。自分一人だったら、コンセプトづくりもある程度決まってましたけど、数値計画の微調整だったりも。やっぱり大森さんの力がなかったらできなかったでしょうし、サポートがあったからここまで順調にいけてるのかなというのはすごく感じています。
僕一人じゃ絶対難しかっただろうなっていうのはヒシヒシと感じています。スタッフが入ったっていうのも、もちろん大きいんですけど。
(大森)計画を立てて具体的な数字の目標が立ってくると、やっぱりその目標はなんとか超えてやろうっていうモチベーションが違ってくるでしょうね。
(横田さん)そうですね。雇われている時から前の月よりも(売り上げが)良い月になるように数字をちゃんと追っかけながらやってたので、そういうのが活きてるのかなというか、もっとこうした方がより良くなるというのは毎日毎日考えながらやったりはしてますね。
(大森)ここまでは非常に順調に来られていますけど、ここから先の目標とか展望みたいなことで考えてることって何かありますか?
(横田さん)もちろんこのお店を盛り上げるというのは引き続き変わらずやっていきたいと思っていて、あとはスタッフ次第にはなってしまうんですけど、スタッフが充実してきたら、もう一軒ワインバーとかやりたいなというのはあって、本当にワインだけを楽しむワインバーみたいなのを作りたいなっていうのはあります。スタッフ次第にはなってしまうんですけどね。
(大森)その時が来たらまたお気軽に連絡下さい。物件探しますので。(笑)
これから開業する方へ
(大森)これから開業する方にアドバイスや応援メッセージを一言お願いします。
(横田さん)これから開業する方は大変なことも忙しい日々も結構待ってると思うんですけど、心折れずにチャレンジすることがすごい大事だと思っています。
諦めずにチャレンジして目標に向かってやっていけば、大森さんもサポートしてくれるので、絶対大丈夫だと思いますし、何事にも一歩踏み出す事ってすごい大事だと思っているので、常に前進前進、一歩前に踏み出しながらチャレンジするということを意識しながらやってきたので、それが大事かなと思います。
当社のサポートについて
(大森)ちなみに、当社のサポートはお役に立てましたか?
(横田さん)すごい役に立ちました。
本当に大森さんのサポートがなかったら、まず融資もどうなるか分からなかったですし、ここまで順調に行ってなかったかもしれないし、サポートを受けて本当に良かったと思います。
(大森)このお店の立ち上げは順調に来てるので、また次の展開の時にも、悩み事があったり不安なことがあれば相談に乗らせてもらいますので、またお気軽にご相談に来て頂ければと思います。
(横田さん)ありがとうございます。
Wine Stand Alfie(ワインスタンドアルフィ)の店舗情報
店名:『Wine Stand Alfie(ワインスタンドアルフィ)』
業態:ナチュラルワイン×季節の食材を使った小皿料理
住所:東京都江東区門前仲町1-8-2 1F
アクセス:東西線、大江戸線 門前仲町駅3番出口より徒歩2分
営業時間:日~木曜日(店休日を除く) 18:00-2:00(L.O. 24:00)
金・土曜日 18:00-4:00(L.O. 24:00)
※営業時間は予告なく変更になる場合があります
オープン日:2024年4月24日
インタビュー動画: 以下からインタビュー動画をご視聴頂けます
編集後記(開業コンサルタント大森から見たポイント)
Wine Stand Alfieの横田オーナーはしっかりとした事前準備によりスムーズな資金調達を実現されましたが、金融機関に借り入れを申し込んだ全ての人が必ずしも融資を受けられているわけではありません。
むしろ実際には、希望金額の融資を受けられなかったという人のほうが多いのが実態です。
必要な資金を調達できなければ残念ながら開業することはできませんので、ここでスムーズな資金調達を実現するためのポイントを整理していきましょう。
1.飲食店での創業融資には日本政策金融公庫がオススメ
日本政策金融公庫は公的な金融機関になりますので、民間の金融機関に比べてまだ経営実績のない新規創業者への融資にも積極的に取り組んでくれることが特徴です。
2.融資申請は物件契約前に行うことが鉄則
融資は申請したからといって必ずしも通るというものではありませんので、万が一、物件契約後に融資審査が通らず資金調達が実現できなかったら開業できないばかりか物件取得に要したお金がすべて無駄になってしまうという可能性があります。
3.金融機関から見て評価の高い事業計画書の作成が必須
融資申請時には必ず事業計画書の提出が求められますが、ただ提出すればいいというわけではなく、その妥当性・合理性・実現可能性など多角的に評価がされています。
なんとなくこんなレベルでいいだろうというレベルで提出するのは大変危険だと考えてください。
4.融資面接の対策をしっかりしておく
金融機関も貸したお金はきっちり返してもらう必要がありますので、融資面接時には借りたお金をしっかり返せるだけの脂質や覚悟があるのか、事業に対する熱意や自身があるのか、提出した計画を遂行する知識や能力があるのかなどかなり厳しい目で見られますので融資面接の対策は入念に行うようにしてください。
また融資申請にあたって一つご注意頂きたいのは、万が一融資審査に落ちてしまったら再チャレンジが難しいということ。
融資の審査に落ちるというのは、いわば経営者として失格ですと言われているようなもので一度失格というレッテルが貼られてしまうと、物件を変更したり計画を修正したり別の金融機関に申し込んだとしても、ほとんどの場合、融資審査は通りませんのでこの点は十分にご注意ください。
金融機関からのスムーズな資金調達を実現するためには正しい知識と周到な事前準備が必要になりますので融資申請にあたって何か一つでもご不安やご心配がある方は、ぜひ当社の無料セミナーや無料個別相談にお越しいただければと思います。
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