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2022年5月16日、早稲田にオープンした学生向けの定食屋「モンスターズキッチン」。開業1ヶ月後にはランチは毎日満席!という”順風満帆”に見える開業の裏側には「知られざる苦労」があった!

開業に至るまでの道のりを振り返りながら、辛い時、苦しい時を乗り越えるための「心の持ち方」について、花田オーナーにじっくり聞いてみました!

「モンスターズキッチン」ってどんなお店?

(大森)まず「モンスターズキッチン」がどんなお店なのか?花田オーナーから紹介してもらえますか?

(花田さん)モンスターズキッチンは、早稲田大学から徒歩1分、大学のすぐ裏手にある学生向けの定食屋になります。定食屋なんですけども、テイクアウトもやっていたり、デリバリーもやっています。
夜もちょっとお酒飲んだりとか、もしくはお酒を飲みながら食事をしたりとかが、できるようなお店にです。

(大森)オープンから約半年、お店の調子はどうですか?

(花田さん)オープンして最初どうなるかと思ってたんですけど、コロナも徐々に収まってきまして、学生も戻ってきたので、オープンして1ヶ月ぐらいからは、ランチタイムはありがたいことに、基本的に満席をいただけるようになっています。
夏休みには、地域にお住まいの皆様からのご利用も結構あったりとか、少しずつ認知を高めながら、コツコツ頑張ってるところです。

(大森)先日お食事に来させて頂いた時にお聞きしましたけど、ランチは良い時で3回転ぐらいしてるって話でしたよね。

(花田さん)そうですね、店内、28席なんですけども、ランチは平均で50食、多いときは70食ぐらい、テイクアウトは別で5食から20食ぐらいご注文いただけてますので、ランチはなんとか頑張ってます!

花田さんのキャリアについて

(大森)学校を卒業されて、社会人としての第一歩から飲食業でしたよね?

(花田さん)そうですね。学生時代に居酒屋でアルバイトをしていて、その時に学生街の居酒屋で働いてた経験が一番長かったんですけども、その働いていたお店でそのまま在学中に店長になりまして、学生をやりながら、店長として働いていました。そこからその会社では、社員として約16年マネージャをやったり、インバウンドの担当をやったり、色々なことを経験させていただきました。

(大森)そのお勤めの会社の中で、沖縄にしばらく行ってらっしゃったんでしたっけ?

(花田さん)いえ、大学で沖縄に行って、その会社も沖縄の会社でしたので、そのままずっと沖縄で働いていました。

(大森)そうすると、沖縄にいたのはトータルで何年ぐらいですか?

(花田さん)18年いました。人生の半分が沖縄だったので。

(大森)沖縄では結構大きな外食企業だったんですよね?

(花田さん)そうですね。県内だと居酒屋やステーキハウス、定食屋も含めて、約15店舗ぐらい、一時期海外にも出店をしたりしていましたね。沖縄では3番目か4番目ぐらいの飲食店のグループでした。

(大森)花田さんが店長をしていたお店の広さはどれぐらいでしたか?

(花田さん)いくつか担当したお店があったんですけど、一番大きいところで言うと、120席ぐらいのステーキレストランがありまして、ロケーションがとても良いところで、壁がないお店で、昼は沖縄の海が望めたりとか、夜は花火大会を見ながらワインを楽しめたり、ジャズライブがあったりするようなお店で店長をやってましたね。

(大森)学生時代から店長で、その会社にいる間はほとんど店長業務としてやられてたんですか?

(花田さん)店長もそうですが、新店の立ち上げを担当したりとか、新人店長のサポートをしたり、そのサポート役として3店舗をまとめて見ていたりしてましたね。
沖縄はインバウンドが一時期凄かったので、クルーズ船の受け入れの食事担当をしたり、レストランウェディング担当なんかもしてましたし、色んなことをやってましたね。

なぜ東京で開業?

(大森)私が、花田さんにお会いしたのは、東京で開催している当社の開業セミナーに参加してもらったのが最初でしたかね?

(花田さん)はい、沖縄にいる時から、M&Aオークションさんのメルマガであったり、ホームページだったり、居抜き物件の情報サイトを見させていただいていて、関東でお店をやりたいなと思った時から、関東に行ったら、必ず開業セミナーに行こう!と決めていました。

(大森)それだけ沖縄に長くいて、沖縄での独立っていうのは考えなかったですか?

(花田さん)そうですね、県内で15店舗ほど展開する会社で働いていたので、沖縄県内で出店してしまうと、どうしてもバッティング(競合)してしまうっていうのが大きくて、沖縄は地盤がすごく強くて、地元の方向けのお店は、沖縄の方の好みが分かってないといけない。
そうでないと、今度は観光客向けのお店になるんですけど、そういったお店は売上や集客にすごく波があるので、沖縄での出店のキッカケもあったんですけど、「関東でやってみたい!」というのが大きかったと思います。

東京に来てまず何から始めました?

(花田さん)最初は土地勘もなかったので、M&Aオークションさんのセミナーに参加するために、池袋まで行って、その帰りのルートを色々変えて、色々な駅を見て回ったり、セミナーで教えていただいたように、物件をとにかく100件見よう!と思って行動しましたね。
ちょうど来週池袋でセミナーがあるから、途中にある物件をいくつか見ていこう!って感じで、気になる物件をリストアップして、スタンプラリーのように空き物件を巡るってことをやってました。

開業準備を始めた頃にコロナウイルス感染爆発

(大森)居酒屋での開業を目指して、東京で開業準備を始めた矢先、コロナが流行り始めたんですよね。

(花田さん)そうですね。タイミング悪くというか・・・、ビックリしましたね。

(大森)ちょうど、開業準備を始めたタイミングと感染のピークと重なってしまって、お酒の提供が制限されてしまったり、営業時間が制限されたりで、今「居酒屋」を出すタイミングではないという感じでしたよね。
それでも、何かスタートしないわけにもいかないということで、当社の「シェアキッチン」を、ちょうど1年ぐらい利用いただいて、その時は、イートイン型ではなく、テイクアウト&デリバリー専門で、お弁当販売だったり、デリバリーからスタートされましたよね。
そのシェアキッチンでの経験は、今、どのように活きていますか?

(花田さん)あの時の経験がなければ、「定食屋」をやるという発想はなかったですね。
とはいえ、定食屋だけで商売を成り立たせるのもちょっと厳しい時流でもありますし、デリバリーも含めてシェアキッチンでの経験がなければ、今の形はないと思っているので、その1年、お世話になって、めちゃめちゃ良かったと思っています。

シェアキッチンで助走をつけ いよいよ独立開業へ

(大森)シェアキッチンで営業しながらも、独立のための物件探しも同時並行で進めて、ココの物件(早稲田)にたどり着いたって感じですよね。

(花田さん)そうですね。

(大森)元々、お蕎麦屋さんの居抜きでしたよね?

(花田さん)そうですね。お蕎麦屋の居抜きをほとんどそのまま使ってます!

(花田さん)壁を自分で塗ったり、ほとんどDIYですね。

(大森)物件を契約する際に、資金調達のお手伝いをさせて頂きましたが、沖縄でのキャリア(経験・実績)と、東京に来てからシェアキッチンでテイクアウトやデリバリーでしっかり売上を作っていたことが高く評価されて、融資はかなりスムーズに進みましたよね。花田さんの努力の賜物ですね。

(花田さん)いやいや、それは、大森さんの手腕のおかげで、融資は一週間ぐらいで、アッという間に「OK」が出て、申請してから入金まで1ヶ月もかかってなかったですね。
コロナの時期でしたから、借り入れの枠が違うのはわかるんですけど、それにしてもあのスピード感でしたし、この物件自体もだいぶ人気で、9社ほど内覧があって、その内、5社が申し込みしていたと担当者から聞いてたんですね。
もし借り入れで1ヶ月半、2ヶ月かかっていたとしたら、おそらく競合に勝てなかったと思うんですよ。

(大森)早い者勝ちみたいなところもありますからね。

(花田さん)貸主(家主)からしたら、やっぱり間を空けたくはないですから、あの「スピード感」があったから、この物件が押さえられたっていうのは過言じゃないと思ってます。

独立開業するまでに特に苦労したことは?

(大森)独立開業に至るまでに大変だったことや苦労したことはありますか?

(花田さん)全部と言えば、全部なんですけど、身一つというか、家族だけ連れて関東に来てしまったので、情報収集から本当に困っていたんですよ。
土地勘もないですし、知り合いもそんなにいないですし、業者さんも分からない。
それは本当に、M&Aオークションさんや、コミュニティキッチンの繋がりを通じて、めちゃめちゃ情報収集が出来たのは大きかったですね。

あとは、とにかく資金がなかったので、のんびり準備もできないですし、安定した収入源があるワケでもなかったので、スピーディーにやりたいけど、コロナで足踏みを食らうっていう・・・。
そんな中でアルバイトを2つ3つ掛け持ちでやったりとか、コミュニティキッチンやりながらも、配達員とか、なりふり構わず、アルバイトは続けてやってましたね。
結果、楽しんでたんですけど、「苦労」と言えば、あれが苦労になるのかなという気はしています。

(大森)花田さんは、いつも明るく振る舞っていらっしゃるので、傍からは、そう見えてないかもしれないけど、ものすごい努力家で、本当にガッツがあって、それは一緒にやっているパートナーの方もそうですが、2人ともすごいストイックに努力をされる方ですよね。いつも感心しています。

(花田さん)ありがとうございます!

今後の目標は?

(大森)このお店が始まって5ヶ月ぐらいなので、これからまだまだという感じではあると思うんですけど、これからの目標について聞かせていただけますか?

(花田さん)お店を開く前に、あれもやりたい、これもやりたいと、お客様だけではなく、スタッフにも色々お返ししたり、地域にも色々なことを還元したいと思ってましたけど、いざ、オープンしてみると、やりたいことより、出来ないことのほうが圧倒的に多いなっていうのを感じてます。

そこは僕の実力不足なんですけど、やりたいことを実現するためには、お店を応援して下さるお客様を増やすこともそうなんですけど、社会情勢を見ながらではありますけど、いつか、やっぱり居酒屋をやりたいですね。

高田馬場で学生の皆さんはお食事したり、(20歳以上の学生さんは)お酒を飲んだりもするんですけど、週末の高田馬場駅前とかとんでもない人手です。お祭り状態です。ああいったエネルギーある空気感の街に、僕たちがエネルギーがある店を出していきたいなと思いますね。

高田馬場と早稲田が少し距離がありますが、どちらも大学生の行動範囲内で使い分けられる場所なんですね。なので、高田馬場ないし、この早稲田周辺にドミナント(出店)することによって、コチラからお客様を送ることもできるし、アチラからコチラの認知向上にも繋げられたらなと思っております。

(大森)このお店がしっかり立ち上がって安定してきたら、高田馬場周辺にもう一店舗「居酒屋」を出店、という構想ですね。

(花田さん)やれれば!

(大森)やれますよ!

(花田さん)全然もう「絵に書いた餅」で本当お恥ずかしいんですけど。

(大森)目標をしっかり持っていた方が、モチベーションが維持できますし、高みを目指して改善を重ねていくという努力もできると思います。花田さんだったらできると思います。

(花田さん)またお力をお借りすることも多々あると思いますが、その時はよろしくお願いします。

(大森)ぜひ!

これから開業する人へ応援メッセージ

(大森)これから開業を目指されている方とか、今まさに開業を考えてる方々に向けて応援メッセージなどを頂ければと思います。

(花田さん)僕みたいな若輩者には、本当に思いつかないんですけど、まず言えるのは、大森さんの言う事をしっかりと聞きましょう、ということ(笑)。
大森さんがダメって言ったらダメだし、無理って言ったら多分無理だし、M&Aオークションの皆さんは、何百件、何千件とお手伝いされている方々なので、色々な開業を見てるワケじゃないですか。コンサルタントの皆さんの言う事をよく聞く。あと遠慮なく相談する。すごく付き合っていただけるので。

厳しいですけど・・・やっぱり楽しいッスよ!ハラハラはします。明日家賃の支払いなんで(笑)
ハラハラは常にしているんですけど、喜んでもらいたいカタチで喜んでもらえることは、やはり生きた心地がします

(大森)飲食店の開業準備段階も、経営していても、シンドいこと、ツラいこと、心配なコトも沢山あると思うんですけど、そういう中でもモチベーションを維持していく「心の持ち方」で気をつけていることはありますか?

(花田さん)すごく支えてくれるスタッフが、周りにいてくれているので、僕は、その運も良かったなとも思うので、「感謝」であったりとかを言葉にすることは、大事にしています。

(花田さん)こまめに、一緒に旨いものを食べに行って、自分の調べたうまいものを共有したりだとか、まあでも本当、家族とか、周りの人の支えです。
なかなかまだ恩返しできていないので、それは僕は本当に力がないなと思いながら、周りの皆様から頂いた恩を、お客様にお届けしながら、それが巡り巡って恩を頂いた皆様に、戻ってきたらいいんじゃないかなぁって思います。

(大森)誰でも、辛いタイミングとか、苦しいタイミングってあると思うんですけど、その中でも、心折れずにやっていく覚悟が大事ですね。

(花田さん)キャッシュ(余裕資金)をしっかり持っていれば、「しっかり休みましょう!」と。
飲食やっている人間ってこう段々世間に疎くなりますけど、マッサージに行ったりとか、サウナ行ったりとか、そういう時間もやっぱり大事ですね。

(大森)力抜く時はちゃんと力抜いて、リラックスもして、デドックスして。

(花田さん)でもキャッシュがないと、休まる心も休まらないので、しっかり保険はかけて休みましょうということですね。

(大森)花田さんを傍から見てて、花田さんの強みって、本当に飲食が好きで、お客様に対する「おもてなし」の心というか、本当にお客様を大事にされていて、だからこそ、お客様から支持されて、愛されて、また会いたいなっていう風に思って来て頂いているお客様が多いんじゃないかなと思うんです。

(花田さん)オッサンですけどね(笑)
皆さん、イケメンやカワイイ子の方がいいんでしょうけど、たまに、オジサンで味変してもらって(笑)

(大森)学生さんにとっては、気軽に話せる大人っていうか、近くの定食屋の大将みたいな感じで。

(花田さん)昭和の香りを残したまま令和の時代に(笑)
お腹いっぱいだったら、なんとなく幸せじゃないですか。腹一杯にさせてくれるオジサンみたいな。
じゃりン子チエであったんですよ。「辛い人はまずお腹いっぱいにさせなさい」っていうのが。あれもやっぱり大事な言葉だなって。

(大森)花田さん、じゃりン子チエ(昭和の漫画)に出てきそうですよね(笑)

(花田さん)オジサンなりに最新情報を勉強・研究しながら、あとは、若者達に教えてもらいながらですね。

(大森)彼らがどういうものを見て、飲食店を選んでいるかとか、最近はTwitter(X)、インスタ、TikTokとか、色々なものを情報収集してるので、若者相手に商売やろうと思ったら、若者達がどういうことに興味を持っているのか、どういうモノを見ているのかを知らないといけないですよね。

(花田さん)そうですよね。今、8人アルバイトがいて、その内、7名学生さんなんですけど、すごく「自分事」として情報を持ってきてくれたりとか、新商品が出来たら、積極的に食べてもらってアイデアもらったり、中には、彼女を連れて週3回ぐらい、シフト+来店=ほぼ毎日お店にいるんじゃないかってぐらいの子もいます。そういう子たちにもしっかり恩返ししていければいいんじゃないかなと思ってます。
本当に、まだ半年なので、先のことは分からないですし、飲食業界が本当に厳しい時代なので、でもやっぱりやりたい気持ちは止められないですよね。こんなに他人(お客さん)が目の前で幸せになっている仕事は数少ないじゃないですか。

ツライし儲からないですけど、やりたい!と思ったら間違っていないと思います!

(大森)間違っていなかったことを証明しないといけないですね。

(花田さん)証明しないといけないですね。頑張ります!

(大森)ぜひ頑張ってください!
本日は、お忙しい中ありがとうございました!

(花田さん)ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!

「早稲田 モンスターズキッチン」の店舗情報

店名:『早稲田 モンスターズキッチン』
業態:定食屋
住所:東京都新宿区西早稲田1-9-9 FOREST早稲田 1F
アクセス:都電荒川線「早稲田駅」から徒歩約1分
東西線「早稲田駅」から徒歩約6~8分
TEL : 03-6228-0321
営業時間:11:00~
※営業時間は予告なく変更になる場合があります
定休日:日曜日
オープン日:2022年5月16日

インタビュー動画: 以下からインタビュー動画をご視聴頂けます

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